社会

ABEMA NEWS

2019年4月11日 07:20

天皇皇后両陛下ご成婚60年 共に歩まれた“軌跡”

2019年4月11日 07:20

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 10日は天皇皇后両陛下のご結婚からちょうど60年の日だった。テニスコートでの出会い、そして、ともに歩まれてきたその軌跡をたどる。

 お二人がともに歩んでこられた60年。当時の皇太子・明仁親王と正田美智子さんの結婚の儀が行われたのは1959年、昭和34年のことだった。この日に行われたご成婚パレード、お二人の姿を一目見ようと沿道には人、人、人。なかには屋根の上から見ようとした人も。民間から初めての皇室入りということで、とりわけ世間の注目を集めた美智子さま。婚約が発表されたのはこの前の年の11月のことだった。全国で“ミッチーブーム”が巻き起こった。
 そもそも、お二人はどうやって巡り合われたのか。結婚の2年前、夏の軽井沢で行われたテニスの大会でお二人は対戦。結果は美智子さまのペアの勝ちだった。年を重ねてもお二人は共通の趣味であるテニスを楽しんでこられた。テニスコートの恋から60年余り。去年、誕生日の会見で陛下は美智子さまへのねぎらいのお気持ちを述べられた。
 そして、10日は陛下の在位30年を祝う感謝の集いも開かれ、各界からそうそうたるメンバーが参加した。会場が華やかなムードに包まれるなか、こちらの人も祝辞を読み上げた。
 タレント・映画監督、北野武さん:「えー祝辞、衆議院…。あーこっちじゃない。ほにはへ…あーこっち。お祝いの言葉。天皇皇后両陛下におかれましてはご即位から30年の長きにわたり、国民の安寧と幸せ、世界の平和を祈り、国民に寄り添って頂き、深く感謝致します。私が初めて両陛下のお姿と接したのは平成28年のお茶会の時でした。『あなたの監督した映画を見ています。どうかお体を気を付けて下さい。頑張って下さい』とお声を掛けて頂きました。ただ、今考えてみれば、両陛下がご覧になった映画が不届き者を2人も出した『アウトレイジ3』ではないということを祈るばかりです。また、お土産で頂いた銀のケースに入っている金平糖は今や我が家の家宝になっており、訪ねてきた友人に一粒800円で売っております。改めて平成という時代に感謝致します。また、ずっと国民に寄り添って頂ける天皇皇后両陛下のいらっしゃる日本という国に生を受けたことを幸せに思います。ありがとうございました」

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