火山の専門家や群馬県などでつくる草津白根山の防災協議会は、火口から700メートルの位置を走る国道292号の通行を条件付きで認める方針を決めました。
白根山の噴火警戒レベルは去年9月にレベル1から2に引き上げられ、火口から半径1キロが立ち入り規制されています。群馬県の草津町や長野県の志賀高原を通る国道292号は一部区間がこの範囲にかかるため、通行止めとなっています。国道292号について、防災協議会は「駐停車はしない」「夜間の通行は禁止」などの条件付きで、警戒レベルが2のままでも規制を解除する方針を決めました。会議のなかで、気象庁や火山専門家は白根山の活動が依然として活発であると主張しましたが、草津町と群馬県が規制の解除を判断しました。今後は群馬県が条件と安全対策を確認したうえで最終判断する予定です。
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