東海村臨界事故から20年 前村長らシンポジウム参加[2019/09/08 11:18]

 作業員3人が死傷し、周辺住民600人以上が被ばくした茨城県東海村のJCO臨界事故から20年を迎えるなか、東海村の前村長らが参加してシンポジウムが開かれました。

 この事故は1999年9月、JCO東海事業所で不正な手順でウラン燃料を作ったために臨界が発生し、作業員2人が死亡、1人が重症を負い、周辺住民約660人も被ばくしました。
 東海村・村上達也前村長:「(高濃縮の)ウラン燃料を作るその工場が町の中でよかったのか。この国は何という国かと思いました」
 村上前村長はさらに、再稼働を目指している日本原電の東海第二原発について「人口密集地で古い原発を動かすのではなく、他の生き方はないか考えるべきだ」と訴えました。

こちらも読まれています