屋内での受動喫煙対策が進むにつれて屋外での分煙対策も求められるようになりましたが、ある乗り物を改造した「移動できる喫煙車」が注目を集めています。
たばこの灰皿が並ぶバスの車内。静岡にある中古車買い取り会社が開発した「分煙マナーバス」です。マイクロバスの内部を喫煙所に改造しました。
ビッグウェーブホールディングス・内藤晃広取締役部長:「吸っている方も気持ち良く吸える。(バスの)外の方も煙が全く臭わない。そういうものを追求した形のバス」
車内には13台の灰皿が設置されていて、たばこの火は水を使わずに消せる仕組みです。外に出る煙も環境に配慮した形で処理されます。レンタル料金は1時間1万円で6時間から借りることができますが、今年初めに発表されて以降、多くのイベントで活用されているといいます。
喫煙者(20代):「吸う人はやっぱり(喫煙所を)探しちゃう。イベント会場で設けてもらえば、これくらいの大きさでもあればうれしいのでは」
会社側が運用しているのは現在、1台ですが、イベント主催者などからの依頼が増えていることから今後、台数を増やす予定です。
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