22日に行われる天皇陛下の即位を宣言する儀式や祝賀パレードの警備に警視庁が20年ぶりに最高レベルの態勢を敷いて対応することが分かりました。
22日は午後1時に陛下が国内外に向けて即位を宣言される「即位礼正殿の儀」、午後3時半からは儀式の後のパレード「祝賀御列の儀」が行われます。警視庁によりますと、一連の警備で警視総監をトップとする最高レベルの警備態勢「最高警備本部」を設置して対応するということです。1999年の「全日空機ハイジャック事件」以来、20年ぶりの対応で、全国から応援の警察官を集めて臨みます。パレードの沿道ではブースを設けて厳重な手荷物検査をするとともに、パレードの車列に対する車やドローンの突入に備えるため、特別な部隊を配置するとしています。7日の会議で、三浦警視総監は「積み上げてきた知見と経験に基づく実力を発揮し、警備しなければならない」と訓示しました。6日にはコース周辺を交通規制したうえで実際に車列を走らせる訓練をしていて、当日に向けた本格的な準備が進められています。
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