多摩川氾濫 取材記者が見た急激な水位上昇[2019/10/13 03:02]

 台風の影響で東京・世田谷区などを流れる多摩川が二子玉川駅の周辺で氾濫し、住民からの救助要請が相次ぎました。その増水した多摩川から報告です。

 (延増惇記者報告)
 (Q.現在の多摩川の水位はどうなっているのか?)
 多摩川の水位は依然として高い状態です。ただ、3時間ほど前から雨と風は完全にやみましたので、水位はピーク時に比べて少し下がってきたように思います。ただ、向こうの川岸は堤防ぎりぎりの所まで水位はまだあるので、危険な状態は続いているといえます。引き続き警戒をお願いします。
 (Q.今回の台風では刻々と状況が変わっていったと思うが、ずっと取材をしていて突然、雨や風が強まったことはあったか?)
 丸一日、多摩川周辺や羽田空港周辺を取材しましたが、やはり12日午後9時から午後10時の間はとんでもなく猛烈な雨、風でした。その時間は今振り返ると、まさに台風が川崎市、東京・大田区を通過している時間帯でした。その時間帯の多摩川はみるみる水位が上昇する様子を肉眼ではっきり見ました。今も堤防ぎりぎりまで水位はありますので、これ以上に雨量があって堤防を超えたり決壊していたら、どんな大規模災害になっていたのかなと想像するだけで恐怖を感じます。
 (Q.周辺に住んでいる住民も多摩川の水位を息をのんで見守っていたと思うが、実際に刻々と水位が上がっていく状況はどんな印象だったか?)
 周辺住民も「こんな多摩川、見たことない」と口をそろえるくらい川幅がどんどん広がっていく、そして堤防ののり面が刻々と時間を追うごとに徐々に上がってきました。堤防を超えると住宅に浸水するわけですから、恐ろしさと恐怖、そして災害が今まさに目の前に迫ってきているということを実感することになったので、やはり自然災害の恐ろしさというのは非常に大きいものがあるなと感じました。