川が決壊、海のように…濁流の先には住宅 越辺川[2019/10/14 17:43]

 台風19号による影響で各地で甚大な被害が出ています。国土交通省によりますと、川の堤防が決壊したのは全国7県に上ります。栃木県の秋山川や長野県の千曲川など20河川29カ所で堤防が決壊しました。また、堤防から川の水があふれる「越水」も全国で少なくとも100以上の河川で起きたことが分かっています。越辺川の堤防が決壊した埼玉県川越市から報告です。

 (柳下圭佑アナウンサー報告)
 越辺川は台風の影響で川が増水し、川から手前に200メートルほど先にある堤防が決壊しました。幅は約50メートルほどにわたってえぐり取られるようにして壊れています。地肌もあらわになっていて、その当時の水の勢いが分かります。堤防の隣は荒地になっているのですが、そこにはまだ水がたまっています。また雨も降り始めました。水はさらに奥に進んでフェンスをなぎ倒し、付近のヘリポートにまで及びました。建物を見てみると、窓ガラスが割れていたり、ヘリコプターにまで泥水が及んだことが分かります。ヘリポートにはいまだに水がたまっていて、ポンプ車による懸命な排水作業が行われている状況です。

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