サリン事件などの賠償 後継団体に10億円支払い命令[2020/01/23 06:12]

 地下鉄サリン事件などの被害者らへの賠償を巡る裁判で、東京高裁は一審に続いてオウム真理教の後継団体「アレフ」に対して約10億円の支払いを命じました。

 地下鉄サリン事件遺族・高橋シズエさん:「被害者や遺族も(事件から)25年も経つと高齢化していきます。損害賠償金は速やかに支払ってほしい」
 「犯罪被害者支援機構」はオウム真理教による賠償が滞っているとして、後継団体「アレフ」に対して支払いを求める裁判を起こしています。東京高裁は22日の判決でアレフに賠償を命じた一審判決を支持し、約10億2500万円を支払うよう命じました。また、機構側は21日にアレフの施設から現金3000万円余りを差し押さえたことなどを明らかにしました。

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