「後継団体の対応強化を」地下鉄サリン25年控え遺族[2020/03/10 10:51]

 オウム真理教による地下鉄サリン事件からまもなく25年となるのを前に、遺族が教団の後継団体への対応を強化するよう森法務大臣に求めました。

 高橋シズエさん(73):「だんだん、だんだん、寂しさというものを、主人が殺されたということを現実的に感じてくる歳になってきました」
 高橋さんは1995年3月20日の地下鉄サリン事件で夫の一正さんを亡くしました。高橋さんらは今月9日に森大臣や公安調査庁の中川長官と面会し、オウム真理教の後継団体に対する立ち入り検査を厳正に行うことや観察処分の期限の撤廃などを要望しました。また、おととしに執行された教団元幹部ら13人の死刑について情報を公開するよう改めて求めました。被害者の会などは事件から25年にあたっての集会を14日に予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止を決めています。

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