新たな在留資格「特定技能1号」による在留外国人数が3月末の時点で約4000人で、当初の見込みの10分の1以下にとどまっていることが分かりました。
出入国在留管理庁によりますと、外国人材受け入れ拡大のために去年4月に創設された特定技能1号の資格で在留する外国人は今年3月末の時点で3987人でした。試算では初年度で最大約4万7000人になると見込まれていましたが、10分の1以下にとどまりました。現在の特定技能1号の在留者のうち9割以上はすでに国内にいる「技能実習生」からの移行ですが、入管庁は「移行が思ったより進んでいないため、広報活動や手続きの緩和に努めたい」としています。また、国外からの新規受け入れについては各国の送り出し手続きや試験制度の整備に時間がかかったことが伸び悩みの原因だということです。入管庁は、国外からの受け入れは新型コロナウイルスの影響で引き続き停滞するとみています。
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