道路で保護した子犬は少し鳴き声が変わっていました。病院で見てもらうと犬ではなく、なんとキツネでした。
先月1日、ツイッターで呼び掛けたのは札幌市に住む小向雅史さん。あどけない表情の赤ちゃんを運転中に見つけ、保護しました。動物病院では生後1、2カ月の雌で脱水症状と診断され、ドッグフードもパクパク。すっかり犬と思い込んでいました。
ところが、飼い主探しのツイッター投稿に届いた意外なリアクション。確かに、鳴き声も違う気がする。再度、病院に連れていくと「キタキツネ」であることが確認されたのです。
保護した小向雅史さん:「ある程度(キツネだと)覚悟はしていたんですけど、自分のところでは現実的に飼育することはできないですし…」
野生のキツネは一般家庭での飼育が難しいとされます。そこで、自宅から250キロ離れた「北きつね牧場」に相談し、引き取ってもらうことになりました。ルナと名付け、引き渡してから1カ月。小向さんは今月6日にルナと再会を果たしました。
保護した小向雅史さん:「大きくなったなあという感じですね、本当に。もう私が犬と間違える要素はそこにはなかったです。ただ元気に仲間たちと楽しく毎日過ごしてくれれば、それ以上うれしいことはないですね」
広告