厚生労働省は新型コロナウイルスの感染者について原則、全員入院となっている運用の見直しを検討するため、専門家らによる作業部会を立ち上げました。
新型コロナウイルスは感染症法で「指定感染症」に位置付けられていて、軽症や無症状であっても入院治療が原則となっています。現状、感染した人の多くは無症状か軽症で東京や大阪などではホテルや自宅での療養が行われています。一方、自治体によっては自宅療養などが進まず、医療機関や保健所の負担が大きくなっています。こうしたことなどを受け、2日に設置された作業部会では今後、医療関係者などを交えて運用の見直しを検討します。政府は先月28日、重症者の治療を重点的に行う方針を示し原則、入院とする措置を見直すことを明らかにしていました。
広告