池上彰が解説「SDGsバッジ」 17色の意味は?[2020/09/15 11:00]

 いま、持続可能な社会を目指すSDGsの取り組みが世界中に広がっています。そこでシリーズでお伝えします。初日のキーワードは「SDGsのバッジ」です。

 池上彰:「去年10月、吉野彰さんのノーベル化学賞受賞が決まり、日本中が沸きました。これはその時の会見です。実はノーベル賞とは別にちょっとした話題になったことがあるんですが、福田さん、何かわかりますか。ヒントは、吉野さんがこの時、身に着けていたものです」
 福田成美:「いま言われて気づきましたが、スーツにきれいな色のピンバッジをつけてますね」
 池上彰:「そうです。このカラフルなバッジは何かと興味も持った人が結構いたのです。実はこれはSDGsのシンボルマークです。SDGsというのは『Sustainable Development Goals』の略で、持続可能な開発目標という意味です。2015年に国連で採択されました。今後も持続可能な世界を実現するために17のゴールを設定したのです。SDGsのバッジに使われている17色は、このゴールの数を表しています」
 国連は2030年までに世界が達成すべき持続可能な開発目標として、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」など17の目標を掲げました。今のままでは、貧富の格差や資源の枯渇が深刻化し、環境の悪化が止まらないという危機感のもと、地球の危機を回避しようと全世界に呼びかけているのです。
 池上彰:「これらのゴールのうち最近特に注目されているのは、『気候変動に具体的な対策を』です。福田さん、どうして注目されているか分かりますか」
 福田成美:「温暖化が進んでいるからですか」
 池上彰:「そうです。世界各地で頻発している猛暑や大雨による洪水などは、地球温暖化が原因だと言われています。まさに待ったなしの課題です。大事なのは、温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出を減らしていくことです。再生エネルギーを積極的に活用することが求められているのです。すぐには難しいのではと思われるかもしれませんが、実は日本には、膨大な量の再生エネルギーが眠っています。そこで16日から、再生エネルギーを活用している現場をシリーズでお伝えしていきます」

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