駅で急増!ワイヤレスイヤホン落とし物 時代を反映[2020/10/20 20:54]

(大木)駅や電車の落とし物はその時代を非常によく反映すると言いますが、
   今激増しているのがなんとワイヤレスイヤホン!
   その対策に秘密道具も登場しました。
   反対に、落とし物として減った、今の時代を表してるものもご紹介します。

JR東日本管内(7月〜9月)線路への落とし物
ワイヤレスイヤホンだけでなんと約950個、落とし物全体の4分の1にも!
「落としちゃイヤーホン!!」というポスターを作って注意喚起を行うほどなんです。

(小松)すごい数ですね
(大木)みなさん、ワイヤレスイヤホン使ってます?
(林) 使ってます。落としちゃうかなと思って右と左が繋がってるものを選びました
(小松)使ってます。ポロっと落ちちゃうんで、マスクの耳かけを外す時とか。
よくよく気を付けてますから、落とした方の気持ちを考えたら
本当にいたたまれない!
(大木)「片耳だけ3つも落としちゃった」なんて声も聞かれますね。

JR東日本によると“落とすタイミング”は乗り降りのタイミング、
乗り降りの時はイヤホンを外すか、落とさないよう注意してくださいとのことです。

(大木)乗り降りのタイミングであの狭い隙間にポロリという方も多いとか
(林) よりによってそこへ落ちるっていう…
(小松)あれ高いのよ!しかも片方だけ売ってないんですから
(大木)ものよっては片方だけ買えるメーカーもあるあるみたいですが…
    ワイヤレスイヤホンを落としてしまった時の駅員さんの苦労は計り知れません。

駅員の苦労1.
とにかく、敷石の間に落ちてしまうとわかりにくい。

(大木)マジックハンドのようなもので取るのですが、色が白ならともかくグレーのような色だったらもう地獄のような苦労だそうです

駅員の苦労2.
日中は線路に下りて探せず終電後の作業に

(大木)都心ですと数分に一本電車がやってくるのでなかなか線路に下りられません
    終電後の作業になってしまうことも。

係員さんに苦労をかけたくないと思うかもしれませんが
JR東日本は「危険なので絶対に自分で線路内に下りて拾おうとせず駅の係員に声をかけてほしい」と呼びかけています。

(大木)そんな駅員さんの苦労を考えて秘密道具も誕生しているんです!

駅員が使うワイヤレスイヤホン専門の掃除機をパナソニックが開発しました。
先端のアタッチメント部分に複数の細い管がついていて、石は吸い取らず、イヤホンだけをスポッと吸い取る仕組みです。
この春からJR池袋駅で試験中。

(小松)完全に特許案件のレベルですね!
(大木)ほんとですね!意外と使うシーンが多いという事も驚かされます

時代を反映する、増えている落とし物。
その一方で、減っているものも。
小田急電鉄によると、
激減した落とし物1.網棚の上の雑誌。

(大木)小松さん、昔はありましたよね、網棚の上の雑誌
(小松)確かに今ないですね!僕はよく網棚に誰かが置いていった
東スポを読んでました
(大木)電子書籍やスマホを見ている方が多いので雑誌自体を網棚に置くことが少なくなったというのが駅員さんの実感です

激減した落とし物2.キャリーケース

(大木)近年増えていたキャリーケースがここにきてがくっと減った理由は
    新型コロナの影響で外国人観光客が減ったからなんです
    このあたりに非常に時代が現れているなというお話でした
    落としちゃイヤーホン!みなさん気を付けましょう

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