オリパラに向けた手荷物検査の実証実験[2020/10/21 23:35]

 東京オリンピック・パラリンピックを見据え、新型コロナウイルス対策を取り入れた大規模な手荷物検査の実証実験が東京ビッグサイトで行われました。持ち込めることになったペットボトル飲料は安全確認のため、その場で口に含んでもらうことになるということです。

 実証実験にあわせ、江東区にある東京ビッグサイトには来年の東京大会で使われる予定の手荷物検査場が設置されました。実験では実際に担当する警備員らがマスクやフェイスシールドを着けて相手に触れずに検温などを行い、手荷物を手際よく検査する手順などを確認しました。また、手首に貼って、体温が高くなると色が変わる「検温シール」も試されました。参加者からは「下を向いた時に汗が観客の手荷物に落ちない工夫が必要」という意見も出ました。また、暑さ対策のため1本だけ持ち込めることになったペットボトル飲料は安全を確かめるために、検査場で実際に口に含んでもらうことになるということです。21日まで3日間行われた実証実験には約1000人が参加しました。

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