年末年始の休みどうなる?“分散要請”に不満も…[2020/10/31 06:10]

とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(大木優紀アナウンサー)
今日のテーマは、どうなる?年末年始休暇。実は先週の金曜日も17連休?なんて話題を取り上げたんですが、なんとですね…お父さんお母さんからは戸惑いの声が上がっています。さらに休みを取らせる企業は苦慮しているという話題です。まずはこちら!

今日の午前中、西村経済再生担当大臣が経済三団体(経団連、日商、経済同友会)に対して、年末年始休暇の分散を要請。

(大木アナ)
どういうことかカレンダーを見てみましょう。年末年始の休暇は12月29日(火)から1月3日(日)まで。1月4日(月)が仕事始めというところが一般的なんですが、先週このコーナーでもお伝えしたように西村大臣はこの休暇をグーーっと11日(月)まで伸ばしてみてはどうか?と言って話題になったんですが、今日はこの11日という言葉一切使いませんでした。代わりに、期限にこだわらずに別で休暇を取ってくださいという要請だったワケです。この要請に対し、とまどいの声をあげたのが子育て世代でした。

そもそも…27日に萩生田文科大臣が現時点で学校に対して休暇の延長を要請する予定はないとの考えを示していた。

(大木アナ)
学校の休みはそうなりますと、12月27日(日)あたりから1月7日(木)あたりまで休み、始業式は1月8日(金)あたりという学校が多そうでした。となると子供たちが(1月7日あたりまで)休んでいるのに、働くお父さんお母さんが1月の下旬とかに休暇を取ったとしても一緒に帰省や旅行、初詣というわけにはいかないじゃないか?という戸惑いの声が結構SNSに集まっていました。

SNSの声
「分散休暇は賛成ですが学校に通う子供も同様に休ませてもらえないと家族旅行ができない」「子供置いて帰省できないしでしょ。結局小中学校が休みの範囲は激混み」

(林美沙希アナウンサー)
家族一緒に休みが取れないということですね

(大木アナ)
じゃあ、どう休ませるのがいいのか?企業側も苦慮していました。

株式会社シップ(従業員数45人 リフォーム会社のHP作成などを行う会社)
小松信幸社長「今日の会議で決定した」
この会社の新しいスタイルの休暇方針
→1月3日まで通常の休み、1月4日から1月11日まで「ワーケーション」

(大木アナ)
1月3日までは取引先として多い建設業界が稼働してないので、合わせて休まざるを得ないんですって。その先1週間ちょっとを「ワーケーション」という形で取ってもらおうと思うとおっしゃってました。

「ワーケーション」とは…旅行先で余暇を楽しみつつテレワークを行うこと

(大木アナ)
一週間ワーケーションと言われたらどうですか?

(林アナ)
仕事もできるし旅行もできるし、それぞれによって使い分けられるって事ですよね

(大木アナ)
この会社の従業員の方は、年末年始休暇はお家でゆっくり過ごして、少し密になりにくい1月7日からの期間に仕事をしながら旅行することもできそうだと話していました。

小松社長「分散休暇は難しいがワーケーションで延長ならできる、新たな働き方や休み方を試すチャンスでもある」

(小松靖アナウンサー)
西村大臣は11日まで全部休みというニュアンスを出したところ、党内でも省庁間でも調整してなかったって事が露呈して、11日までの間で色んなところで休暇を取ってくださいというニュアンスに変えたので、この小松社長の会社はまさにフィットしますね。

(大木アナ)
そうなんです。ですから業種によってはテレワークが不可能だったり日給で働いている方はお財布に直撃しますので、できる会社から分散していくことで観光地などの密を社会全体として防げる、こういった取り組みが広がっていく事が期待されます。以上、今日のトレバズでした。  

(「スーパーJチャンネル」10月30日放送分より)

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