東京都は12日、新型コロナウイルスの感染状況などを分析する会議を開きました。
参加した専門家は都内の感染状況を「急速な感染拡大の始まり」として危機感を示しました。会議では都内の感染状況と医療体制の逼迫(ひっぱく)具合を表す警戒レベルについて、いずれも前の週と同じく2番目に深刻とする評価を維持しました。しかし、感染状況について専門家は「ほとんど1番深刻なレベルに近い」という認識を示しました。11日までの感染者の7日間平均は244人で、先週の165人から約1.5倍に増えました。この増加傾向のまま4週間経つと、一日の感染者は1160人まで急増する恐れがあるということです。こうした状況を受け、専門家は「急速な感染拡大の始まりと捉え、今後の深刻な状況を厳重に警戒する必要がある」と注意を呼び掛けています。
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