「はやぶさ2」豪州砂漠でのカプセル回収の様子公開[2020/12/06 14:36]

 小惑星探査機「はやぶさ2」が分離したカプセルは6日未明にオーストラリアの砂漠に無事、着陸しました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)が回収して現在、簡易分析が行われています。

 画像はオーストラリアの砂漠に着陸したはやぶさ2のカプセルを回収している様子です。白いパラシュートのそばにカプセルが見えます。ヘルメットをかぶった男性がカプセルの状態を確認し、丁寧に運んでいきます。その後、JAXAの担当者らが専用のケースに入れて運ぶ様子も公開されました。はやぶさ2から分離されたカプセルは午前2時半ごろ、火球となってオーストラリアの夜空を横切る様子が確認されました。カプセルはパラシュートを開き、午前3時ごろにウーメラ砂漠に無事、着陸しました。
 はやぶさ2プロジェクト・津田雄一プロジェクトマネージャー:「ほんと良かった。ほんと良かったです。本当に美しい大気圏突入でしたね。我々も感動しています」
 カプセルの中には小惑星「リュウグウ」の砂が入っているとみられます。午前7時半ごろに回収されたカプセルは近くの実験室に運ばれ、現在は中にたまっているとみられるガスを取り出して簡易分析が行われているということです。カプセルは早ければ8日にもチャーター機で日本に運ばれ、神奈川県相模原市のJAXAの施設で詳しい分析が行われます。

こちらも読まれています