死傷事件相次ぐクロスボウ 所持の許可制を検討[2020/12/17 12:11]

 クロスボウを使った事件が相次ぐことを受け、警察庁は法改正を視野にクロスボウの所持の許可制に向けた検討を行う方針を固めました。

 6月に兵庫県宝塚市でクロスボウで4人が死傷した事件などを受け、9月から警察庁が行っていた有識者検討会で所持の許可制を提言する報告書が取りまとめられました。クロスボウの殺傷能力の高さや特別な練習をせずに狙いを定められることなど、規制が必要な理由もまとめられています。警察庁では報告書を踏まえ、所持を射撃競技者などに限定するほか、18歳未満や銃刀法違反事件で罰金刑の執行直後の人の購入を規制することなどを盛り込む銃刀法の法改正を視野に検討を行う方針です。2010年からこの6月までで、クロスボウを使った事件は32件が摘発されています。

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