東京都では過去最多となる822人の感染が確認されています。都はこの理由についてどう受けとめているのでしょうか。東京都庁クラブから報告です。
(秋本大輔記者報告)
都の担当者は感染者が増えた理由について何か大きなクラスターが発生したり、地域に偏りがあるなど特別な理由はないと話しています。というのも、単純に感染が全体に広がってしまっているんだと説明していました。
確かに検査数も増えていて、14日には過去最多の1万909件まで増えています。そのためある程度、感染者の数が増えること自体は予想されていましたが、しかし担当者は「この検査数の増加だけで一気に800人を超えた理由の説明はできないんだ」と困惑した様子で話していました。
17日午後に小池都知事は臨時の記者会見を行います。17日に行われた専門家を交えた会議で医療体制の逼迫(ひっぱく)具合を表す警戒レベルが最も深刻なレベルに引き上げられました。
午前中に引き上げの方針が決まった段階では小池知事の臨時の会見が行われる予定はありませんでした。それが一転し、感染者の集計がある程度進んだ午後になって急きょ開かれることが決まってます。それほど強い警戒感を示す必要があると判断したものと思われます。都の関係者としては都として打てるべき策は打っていると話すなかで、この後の知事の会見でどのように強い言葉を使って都民に注意を呼び掛けるのか、都庁内では今まさに議論が進められています。
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