重大発表の「いらすとや」に…惜しみない賛辞の声![2021/01/26 20:43]

とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(大木優紀アナウンサー) 
あの「いらすとや」から重大発表があったんです。SNS上では惜しみない賛辞が送られています。みなさん、「いらすとや」ってご存知でしょうか?名前は知らなくてもイラストを見ればピンとくる方が多いはずです。

(小松靖アナウンサー) 
そうですね!

(大木アナ)
フリー素材集のサイトなんですけど、このホームページで昨日、重大発表があったんです。
作者のみふねたかしさんは9年間一人で“毎日公開”していたんですが、体力的・精神的に限界を感じたため、2月1日から不定期更新に変わりますと発表したんです。これに対してSNSでは惜しみない賛辞が送られています。

Twitterの声
「今までどれだけの人間がいらすとやに救われてきたことか…」
「いらすとやさんは偉人として美術の教科書に載っていいと思う」
「いらすとやはもはや社会インフラだと思う」

小松さん!私たちの番組でもよく使わせていただいてますね?

(小松アナ)
フリー素材でネット上にあるやつを好きに使ってもいいんですけど、9年間毎日更新していたってすごいですね!!

(大木アナ)
しかも、大きなオフィスで作っているのかと思ったら、作者の方お一人で更新されてたっていうのも驚く驚きですよね!!

(小松アナ)
放送でもよく使わせていただいてますよね。

(大木アナ)
特に、モニター上で説明する時とか非常に頼りにしていたんですけど、これまで2万5000枚以上のイラストを公開していて、全国が作品だらけなんです。鮮魚店のチラシですとか、自販機の案内ポスター、さらに、あのGoToトラベルの資料にも使われていたんですよね。

(田中萌アナウンサー)
ありましたね!

(大木アナ)
イラスト化されることで、わかりやすさがアップしますからね。そして、なんと子供向けの官邸のサイトにもイラストを使ってわかりやすく説明してました。さらに、ちょっとここから驚きました。なんと「いらすとや」は海を越えていたんです。台湾でも使用されていたということが今回調べてみてわかりました。

では、なぜここまで浸透したのか?ITジャーナリストの三上洋さんに伺いました。理由はずばり2つ、「時流に合わせるスピード感」と「どこまでもフリーな素材」。

一つ目見ていきましょう!とにかく早いんですよ。バズった話題やニュースに即座に対応しました。表現できる資料がない時にも絵にしてくれるから非常に助かるんです。最近では、あの令和の発表の当日にそのイラストが公開されました。

(林美沙希アナウンサー)
当日ですか!早い!!

(大木アナ)
そして東京アラートが発動された2日後には、赤く染まるレインボーブリッジのイラストも公開されたんです。

(林美沙希アナウンサー)
たくさんの人が助かったわけですね!

(大木アナ)
あと、ちょっと珍しいシチュエーション、例えばリモートワークで目が疲れる、なんていうイラストもこの前使わせていただきました。そういうちょっと入り組んだ、細かいところ、痒いところに手が届くようなイラストが多いんですよね。

で、人気の秘密2つ目が、無料(商用利用は20点まで)と著作権表記が不要。ですから個人から自治体まで幅広く活用されているんです。でもそうなると、収入が得られてないんじゃないかなって思いましたが、三上さんに伺いますと、おそらくこのサイトを訪れる方が目にする広告によって収入を得ているのではないかということです。かなりの人気サイトなのでかなりの収入にもなっているのではという見立てでした。

(小松アナ)
はあー!マネタイズの仕組み自体がすごく勉強になりますね。

(田中萌アナ)
見るだけでも楽しくて、こんなイラストまであったんだーって面白いですよね!

(林美沙希アナ)
マスクの表情だけでも沢山ありますよね!

(小松アナ)
さっきの台湾の例もそうですけど、言葉関係ないのでユニバーサルデザイン化してますよね。どの国でもどの文化でも対応できる!

(大木アナ)
イラストってそういう力があるって改めて気づかされました!以上トレバズでした。

(「スーパーJチャンネル」1月26日放送分より)

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