福島・大熊町 帰還困難区域の一部で立ち入り緩和[2021/03/08 12:08]

 東日本大震災からまもなく10年。福島県大熊町で原発事故によって設けられていた帰還困難区域への立ち入りが8日、一部の区域で緩和されました。

 規制が緩和されたのは、大熊町のかつての中心部に近い約320ヘクタールの区域です。

 午前9時にゲートが開放されると、警察車両などが入っていきました。

 この区域は、政府が来年春までの避難指示解除を目指す「復興拠点」に指定していて、居住や宿泊はできませんが、今後は通行証がなくても自由に出入りができるようになります。

 原子力災害対策本部・粕谷直樹参事官:「住民の方々の帰還の準備の加速、それからインフラ整備といった今後の避難指示解除に向けての取り組みが加速化されることを期待している」

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