“虐待疑い”警察の児相通告が過去最悪の10万人超え

　虐待を受けている可能性があるとして、去年、警察が児童相談所に通告した子どもの数は全国で初めて10万人を超えて過去最悪を大幅に更新しました。

　警察庁によりますと、去年、警察が児童相談所に通告した子どもの数は前の年よりも8769人増えて10万6991人となり、過去最悪を大幅に更新しました。警察に保護された児童は5526人でした。

　また、摘発された児童虐待事件は過去最悪の2133件で、このうち身体的な虐待が82％を超え、性的な虐待は14％でした。

　警察庁は新型コロナの影響で児童が外に出る機会が減り、虐待が発覚しにくくなる可能性があるとみています。