社会

2021年4月3日 06:41

田中邦衛さん死去 「北の国から」で国民的人気

2021年4月3日 06:41

広告

 ドラマ「北の国から」の父親役など数多くの作品で活躍した俳優の田中邦衛さんが先月24日に老衰のため亡くなっていたことが分かりました。88歳でした。

 田中さんは25歳で映画デビューし、映画「若大将」シリーズでは主人公のライバル役「青大将」を個性豊かに演じ、人気を集めました。

 1981年に始まったテレビドラマ「北の国から」では少し不器用ながらも温かく息子と娘の成長を見守る父「黒板五郎」を演じました。

 家族によりますと、先月24日に老衰のため最後は家族に見守られながら安らかに息を引き取ったということです。

 ドラマの舞台となった北海道からも悲しみの声が上がりました。

 札幌市民:「残念ですね。本当にいい俳優だと思いました」「記憶にあるのは『北の国から』。味のある俳優だったと思います」

 ドラマ「北の国から」の脚本を手掛けた倉本聰さんも死を悼みました。

 脚本家・倉本聰さん:「とうとう来ちゃったかという感じです。住民でしたね、富良野の。邦さんが死んだというけれど、黒板五郎は生きているんですよ、どうしても。田中邦衛は死んでも、黒板五郎は富良野で生きているというのは、僕が生きている間は消えないんじゃないかって感じがします」

広告