国最古の鉄道遺構「高輪築堤」一部現地保存へ JR東[2021/04/06 23:38]

 高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発工事で見つかった日本最古の鉄道遺構である「高輪築堤」について、JR東日本はその一部を現地保存することを明らかにしました。

 高輪築堤は1872年に新橋−横浜間で開業した鉄道の線路の土台部分で、東京湾の浅瀬部分に線路を敷くため現在の田町から品川付近の2.7キロにわたって造られたものです。

 高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発工事をした際に見つかりました。

 JR東日本の深沢祐二社長は6日、この高輪築堤の一部を現地保存する方針を明らかにし、再開発の計画変更などで発生する300億円から400億円程度の費用については国や東京都港区に支援を求めているということです。

 高輪築堤を巡っては、日本考古学協会がJR東日本や国などに対して全面保存を求めています。

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