環境省はアンケート調査などから国内で年間51万2000トンの衣類が捨てられているとの推計を発表しました。
環境省はアパレル業者29社と2000人に行ったアンケート調査などをもとに2020年の1年間における衣類と環境への影響を推計しまとめました。
それによりますと、国内の家庭や店舗などで不要となった衣類のうちリサイクルやリユースされた衣類は27万7000トンで、ごみとして捨てられた衣類は51万2000トンでした。
一方、新たに販売された衣類は81万9000トンでした。
これらの衣類のほとんどは中国や東南アジアなどで製造されていますが、その過程で8900万トンの二酸化炭素が排出されたということです。
環境省は「大量生産、大量消費を見直すことが必要」だとして、具体的な対応策を検討していくとしています。
画像:環境省ホームページ
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