昨年度の有効求人倍率の平均は、前の年より0.45ポイント低い1.10倍でした。オイルショック以来の下げ幅で、1年を通して新型コロナウイルスの影響を受けたとみられます。
厚生労働省によりますと、働く人1人あたりの求人の数を示す有効求人倍率の昨年度の平均は1.10倍でした。
前年度より0.45ポイント低くなっていて、下げ幅はオイルショック後の1974年に次ぐ大きさとなりました。
求人数はこの1年で2割以上減り、求職者数は1割近く増えました。
緊急事態宣言や外出の自粛など、1年を通じて新型コロナの影響を受け続けたとみられます。
一方、先月の有効求人倍率は前の月より0.01ポイント改善して1.10倍でした。
厚労省は「4月には再び緊急事態宣言が出されたので、引き続き注視が必要だ」としています。
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