新種発見!“黄金色のクモヒトデ” 相模湾の海底で[2021/05/03 11:23]
神奈川県三浦半島沖の相模湾で、黄金色の新種のクモヒトデが見つかりました。
金色に輝く体は大きさわずか1センチ。周囲のさらに小さな個体は生まれたばかりの子どもです。
金色で、子どもを宿していたことからコンジキコモチクモヒトデと名付けられました。
東京大学の岡西政典特任助教と幸塚久典技術専門職員が相模湾の水深100メートル前後の海底で見つけ、新種と確認しました。
今回のような小さなクモヒトデは、海底からあまり移動することがなく、種類が多いと考えられています。
このため、化石を含めた過去の記録と比較することで海の環境変化を測る目印としての役割も期待されています。
東京大学・岡西政典特任助教:「10年前は何種類いた、今は減ってしまった、あるいは増えているというところから、環境の変化を推測できると思っています。地球の環境変動を考えるうえで(新種の発見は)非常に意義深いと考えています」