皇后さまは25日、皇居で飼育している蚕に餌(えさ)となる桑の葉を与える「御給桑」と呼ばれる作業を行われました。
皇后さまは午後5時前、笑顔で手を振りながら皇居・半蔵門に入られました。
皇居の紅葉山御養蚕所では日本の在来種の蚕である「小石丸」を3万頭育てていて、皇后さまは約1時間、皇居内で育てた桑の葉を与えられました。
この作業は御給桑と呼ばれ、皇后さまは飼育を担当する職員と会話しながら丁寧に作業されていました。
皇居での蚕の飼育は明治時代以降の皇后が代々取り組んでいて、皇后さまは去年、飼育を引継いで6日には蚕の飼育を始めるにあたって神に祈る「御養蚕始の儀」に臨まれています。
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