【作ってみた】ネタじゃない お寿司のプラモデル!?[2021/06/02 12:00]
レーンに流れてくるお皿をよ〜く見てみると、美味しそうなマグロ…ではないんです!
実はこれプラモデルで、その名も「寿司プラモ」。
本物そっくりで美しい見た目のプラモデルにお寿司屋さんは?
回転寿司江戸ッ子 芳賀順哉 統括マネージャー「いや、よくできてますよね。丸みといいますかカーブの具合がプロの握った寿司のように見えます。寿司屋が言うんだから間違いない」
既に想定の10倍、およそ2000個を売り上げている「寿司プラモ」。
人気の理由はそのこだわりぶりで、折り詰めの箱に割り箸までついているほか、最大の特徴は、お米の一粒、一粒が別々のパーツになっています。
その数なんと364粒。
どうやって組み立てるのか。
実際に番組スタッフが挑戦しました。
番組スタッフ「作り方は??どうやって作るの?これ?」
実はこのプラモデル、説明書はありません。
作り方は「自由」、お任せです。
「はぁ、はぁ、この作業、全部地味だな」
米粒のサイズのパーツに大苦戦!
しかし…
「楽しくなってきた、めちゃめちゃ楽しい」
ネタの部分に、接着剤を付けてシャリを固めながら形を整えていきます。
作業開始から1時間半。ついに…
「OK、完成です。やっとできた。作っているうちにお腹めちゃくちゃ空いて、お腹鳴ってた」
なぜ、こんな「寿司プラモ」を作ったのか?
制作した会社の担当者にお話を伺いました。
秋東精工企画部 藤原千誉さん「ツイッターで『寿司のプラモデルがあったらいいな』と、画像付きの投稿をしている方がいてその方がきっかけで寿司のプラモデルを作ってみよう」
とにかく美味しそうな「寿司プラモ」にしたい。
開発過程で苦労したのは、一粒一粒のシャリでした。
「本物のお寿司を10種類くらい買ってきて、全て米粒の数を数えて結果360粒くらいだったんですけども平均で。ピンセットで数えてって感じだったんですけど、社員2、3人で、『これあなたの担当ね』と分けて、一粒一粒調べた結果です。小さな米の塊に対して米粒はこんなにあるのかというのは驚きでした」
そして製造で欠かせない金型も、すぐにはうまくいかなかったといいます。
「(最初は)ネタに対するバランスが悪かったりしたのであまり美味しそうに見えなかった。美味しく見せたいというのがポイントだったので、もう一度米の形を掘りなおして金型を作り直しました」
こだわりと探究心から生まれた「寿司プラモ」。
今後の開発について聞いてみると…
「ネタの部分も遊びを増やしたいと思っていていくらの軍艦巻きとか作ってくれる時に大変なプラモを作りたいなと。(一番うれしいのは)組み終わった後に『お腹減ったな』ってお寿司を食べに行ってほしい」
映像内の写真提供:秋東精工
※写真にある寿司のネタパーツは一部塗装しています