アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについて、厚生労働省は臨時接種の対象に加えたうえで60歳以上への接種を認める方向で検討していることが分かりました。
アストラゼネカのワクチンを巡っては、厚労省は5月に特例承認しましたが、海外で若い世代を中心に接種後に血栓ができる報告があり、臨時接種での使用は当面、見送りとしていました。
しかし、関連学会から血栓ができた場合の治療の方針を示したガイドラインが出されたことを踏まえ、今月30日に専門部会を開いて改めて検討するということです。
60歳以上が対象となる見通しで、専門家の1人は「アストラゼネカのワクチンは国内で生産できるという利点があり、いざという場合に使えるようにしておいた方がいい」と話しています。
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