労働者1人あたりの5月の給与総額の平均は約27万円でした。去年の同じ月と比べて出勤を控える人が減り、残業代などの所定外給与は2割程度増えています。
厚生労働省は従業員が5人以上の全国約3万の事業所を対象に労働時間や給与などを毎月調べています。
それによりますと、5月の給与総額は平均27万3777円で去年の同じ月より1.9%増えました。
残業代を含む所定外給与が2割程度増えていて、テレワークなど出勤を抑制する人が去年よりも減ったことが影響したとみられます。
去年の5月に営業を自粛していた映画館や美容室など、生活関連のサービス業では所定外給与は5割以上増えました。
厚労省は、「今後は東京オリンピックがあり、その影響を引き続き注視していく」としています。
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