宣言下で感染急拡大「減少が見込めない」[2021/07/21 22:50]

 緊急事態宣言が出ても東京都を中心に感染が急拡大している状況を受け、専門家らは「感染者数の減少が見込めない」と強い危機感を示しました。

 厚生労働省では21日、新型コロナ対策の専門家による会議が開かれました。

 首都圏を中心に感染者は増加していますが、会議の脇田座長は「このままでは感染者数の減少が見込めない」と話し、首都圏や関西圏では引き続き感染の拡大が懸念されると述べました。

 このほか、国立感染症研究所はワクチンを接種した後に感染が判明した130人の症状などを分析し、結果を発表しました。

 130人のなかに重症者はいませんでしたが、感染性のあるウイルスを持っていた人が16人いたということです。

 感染研はワクチンを接種した後も感染対策を続けることが必要だとしています。

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