ヒアリの「女王アリ」発見 東京港・大井ふ頭で初[2021/08/30 16:25]

 今月に入って東京港で相次いで見つかっている強い毒を持つヒアリですが、今度は女王アリが見つかりました。

 環境省によりますと、ヒアリが見つかったのは東京港の大井ふ頭です。

 大井ふ頭では3日にもヒアリが見つかっていたため、委託された業者が駆除作業を行っていたところ、25日になって前に見つかった場所から20メートルほど海側に近いコンテナヤード上でアリを発見し、付近で多数の幼虫やサナギも見つけました。

 専門家が鑑定し、いずれもヒアリと確認されました。

 翌日に現地調査を行ったところ、働きアリ約500匹と女王アリ1匹のほか、多数の幼虫とサナギが見つかりました。

 女王アリは、その場で駆除されました。

 環境省によりますと、大井ふ頭で女王アリが見つかったのは初めてということです。

 ヒアリは強い毒を持っていて、刺されると人によっては強いアレルギー反応が出ます。

 担当者は「今のところ定着している証拠はないが、今後も調査を続けたい。見掛けたら基本的には触らず、自治体などに連絡を」としています。

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