ネット誹謗中傷対策「侮辱罪」の厳罰化 議論始まる[2021/09/16 16:50]

 ネット上の誹謗(ひぼう)中傷に対し、懲役刑も検討する議論が始まります。

 上川法務大臣:「厳正に対処すべき犯罪であることを示し、抑止することが必要であると考えられます」

 上川法務大臣は現在、「拘留または科料」とされている侮辱罪の法定刑に、新たに「1年以下の懲役か禁錮、または30万円以下の罰金」を追加する案を法制審議会に諮問しました。

 ネット上の誹謗中傷を巡っては、女子プロレスラーの木村花さん(当時22)が自殺し、男性2人が侮辱罪で科料9000円の略式命令を受けましたが、「軽すぎる」と批判されていました。

 審議会では今後、性犯罪の規定の見直しや戸籍の氏名に読み仮名を付けるための法改正についても議論されます。

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