「エイジテック」とは…超高齢社会の課題解決へ[2021/09/19 22:30]

19日発表された統計によりますと65歳以上の高齢者は過去最多の3640万人となりました。超高齢社会で様々な問題が懸念されています。そこでテクノロジー生きてくるわけなんですが、不安を解消するキーワード“エイジテック”です。

▽シニア×最新技術で未来を明るく
娘「こんにちは〜元気ですか?」母「げんきですよ…」
久しぶりの面会。しかし、触れ合うことはできません。コロナ禍で、シニアが抱える孤独や不安は、深刻化しています。そんな高齢者が抱える様々な課題を、最新技術で解決する。それが「エイジテック」
シニア関連市場は、100兆円を超えると言われる中、ビジネスの側面からも注目されている分野です。超高齢社会、明るい未来のキーワードは“エイジテック”

シニアの癒しとなるエイジテック。AIセンサーを搭載し、会話もできます。
高齢者「おばちゃんらしいですか?」
人形「ナチュラルなグリーンを上手く取り入れてるね!」

開発したのは大手おもちゃメーカーの「タカラトミー」
(タカラトミー NEXT事業室企画開発課 多田翔平 係長)「(これまでの製品調査で)多くのシニアの方々が、ロボットとの会話や触れ合いを楽しんでいるということが潜在的に(ニーズとして)わかっておりましたので、シニア向けに作っても非常にうけるだろうと」
CM撮影では、開発者も驚きのこんな反応が…。
「夜泣きがちょっとひどかった子だったんで…」
「よく私も泣きながら外で…あぁ涙出てきちゃった」
(多田翔平 係長)「嘘みたいな話だけど、泣きだしちゃったんだよねみたいなことを聞きまして正直えっ本当!?みたいな」

エイジテックは、心の癒しだけではありません。高齢者はもちろん、介助者の負担も少ない「自動追従車いす」で移動を楽に。
そして、健康や体力維持のため、楽しく運動ができる技術も。
男性がつけているのは…VRゴーグル。VRを利用したリハビリシステムです。ペダルの動きに合わせて景色が変わり屋内にいながら、外を散歩しているよう!…楽しみながらリハビリができます。
VRを使ったリハビリにはこんなメリットも。
「見えている世界に女のアニメの子見えます?」
(埼玉よりい病院リハビリテーション科 猪岡弘行科長)「顔を動かしますので頸部の動き、または体幹って体をひねる動きの運動にもつながると思っています」
一方、まだまだ元気!働きたい!というシニアも。
65歳以上の就労者は906万人と右肩上がり。そんな、働きたい想いを後押しするのもテクノロジーです。
(SLFガーデンサポート 米川和彦さん)「このカレンダーを使って仕事の内容に合わせてこの中から選択するということになります」
使っているのは仕事や地域活動と、働きたいシニアをマッチングするアプリ..
その名も「GBER(ジーバー)」。時間や場所、スキルなどを登録することで、ベストな仕事や活動とマッチング。
やりがいのある仕事に出会えます。千葉県柏市では40人を超えるシニアが、アプリを利用し、植木の剪定などの仕事をしています。
(SLFガーデンサポート 臼倉功さん)「自分がやろうという意欲がものすごく増してきますんでそれが大きな違い」
(SLFガーデンサポート 坂東明彦さん)「もうなくてはならない我々のツール」
GBERは既に、複数の自治体で活用されています。
開発したのは、東京大学の檜山敦氏です。
(東京大学先端科学技術研究センター 檜山敦特任准教授)「高齢者を支えられるだけの存在と決めつけてしまっていること自体が超高齢社会の中に巣くう根源的な課題なんじゃないだろうかと(テクノロジーで)たくさんいる高齢者が少数の若者を支えるような。お互いに支えあえるような…社会像といったものを形作ることができるんじゃないかなと思ってます」

超高齢社会、日本。シニアとテクノロジーが結びつくことで明るい未来への新たな一歩となるかもしれません。


9月19日『サンデーステーション』より

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