8月の有効求人倍率は1.14倍で4カ月ぶりに減少しました。厚生労働省は「2回目のワクチン接種が進み仕事を求める人が増えてきたため」とみています。
厚労省によりますと、仕事を求める人、1人あたりの求人の数を示す有効求人倍率は8月は前の月から0.01ポイント下がり1.14倍でした。
前の月と比べて仕事を求める人が2.2%増えたことが要因です。
厚労省は「2回目のワクチン接種を終えた人を中心に仕事を求める動きが出ているほか、収入の減少でダブルワークを希望する人も増えてきている」とみています。
また、テレワークなどの普及で需要が高まるパソコンや電化製品の分野では、コロナが流行する前のおととしと比べて31.9%新規の求人が増えているということです。
今後については、「緊急事態宣言が解除され人を探す企業と仕事を求める人、両者の動きが活発になる」と見込んでいます。
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