高い高い本棚…実用性は?「中野東図書館」疑問の声[2021/11/11 19:40]

 11日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「中野東図書館」です。東京・中野区の図書館が設置を予定している大きな本棚に対し、疑問の声が数多く寄せられています。

 中野区が開設した公式ツイッター「100日後に開館する中野東図書館」。来年2月に図書館がオープンするまでの様子を投稿しています。

 疑問の声が上がったのが、こちらの投稿。

 公式ツイッターから:「7階の天井から9階にかけて吹き抜けになった場所に高い高い本棚があります。(高所恐怖症のスタッフは見上げるだけでもドキドキです……)」

 高さ10メートル以上もある大きな本棚について、中野区民は…。

 中野区民:「上の方、使えるのかな。実用的じゃなさそう。ちょっと残念」「本をどうやって並べるのかよく分からない」「意味あるのかな…」

 などと、実用性を疑問視する声が…。

 さらに、こんな心配も。

 中野区民:「地震の時はどうなる?大丈夫?対策されている?」

 棚には本の落下を防ぐストッパーのようなものも見えますが、大きな地震に耐えることはできるのでしょうか。

 図書館を管理する区に聞くと…。

 中野区教育委員会事務局子ども・教育政策課、濱口求課長:「本を入れるという想定はしておりません。紙や発泡スチロールの素材の本の表紙を展示する。展示コーナーという活用を考えている。落下防止のネットを張る予定。万が一、落ちることがあっても事故やけがにつながるものは設置しない」

 そもそも「巨大な本棚」は、区民に図書館や本へ親しみを持ってもらう目的で設置したといいます。

 中野区民:「図書館は公共の施設だから実用性は求めた方がいいが、来る人を圧倒させる意味で(巨大本棚は)置いてもいい」

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