最近は冬らしい寒さとなって、
息を白くしながら通勤通学に急ぐ光景も
よく見られるようになりました。
この息の白さによって、
乾燥チェックができることをご存じでしょうか。
白い息の正体は、吐息の中の水蒸気が
外気に触れて冷やされ、細かな水滴となったものです。
息が白くなる目安は約13度と言われています。
ただ、空気が乾燥しているとあまり白くなりません。
吐息の水蒸気が加わっても
口周辺の空気が飽和水蒸気量に達しないため水滴ができない、
あるいは水滴ができても、すぐに蒸発してしまうのです。
逆に空気が湿っていると
すぐに飽和水蒸気量に達して水滴ができ、
息が白くなりやすくなります。
湿度が高いと気温が15度以上でも
白く見えることがあるようです。
十分に冷えた朝、
玄関から一歩出て息が白くならなかったら
空気が乾燥しているサイン。
リップクリームを忘れていないか確認しましょう。
テレビ朝日気象デスク 森口哲夫
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