富士山登山中に噴火したら…どう命を守るべきか[2021/12/06 08:06]

 富士山を登山中に噴火があった場合、どのように命を守るべきかについて考えるシンポジウムが5日、山梨県で開かれました。

 登山家・野口健さん:「富士山の場合はマグマ噴火。山小屋は木造建築。そうすると燃えますよね。コンクリートで覆う山小屋を造るのが富士山の噴火対策に一番適しているのか」

 山梨県富士山科学研究所・藤井敏嗣所長:「山小屋をシェルター化するのは一つだが、逃げ込んだら安全かというと、逆に危険な場合もある」

 富士山は年間数十万人が山頂を目指す活火山で、58人が死亡した2014年の御嶽山噴火以降、富士山でも噴火から登山者を守る対策が急務となっています。

 シンポジウムでは、ゼロリスクは不可能としたうえで、登山者への教育も含めた安全対策を講じるべきだと議論されました。

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