コロナ禍の不安やストレスから摂食障害を抱える若者が増えています。「神経性やせ症」と診断された女性がANNの取材に応じ、その苦しさを語りました。
 神経性やせ症に苦しむ女性:「(緊急事態宣言が出て)仕事が休みになったことで、日常で動くこと、活動する量が減ってしまって、体重が増えることへの恐怖心が出てきて、食事がうまく取れなくなってしまいました」
 女性は、去年4月以降、食事を極端に制限するなど「神経性やせ症」の症状に苦しんでいます。
 高校生の頃に発症し、その後、収まっていたものの、コロナ禍で生活が変わり悪化したといいます。
 神経性やせ症に苦しむ女性:「苦しくなるまで食べてしまってそれを戻してしまう。環境の変化に私自身、私の心もついていけなくなってしまった」
 全国26の医療機関が参加した調査では、20歳未満の男女について、生活の変化や友人と会えないなどの不安やストレスから、コロナの流行前に比べて患者が1.6倍に増加したことが分かりました。
 国立成育医療研究センター・小枝達也副院長:「気づかないうちに食べる量が減っている、あるいはゆっくり食べるようになった。本当にささいな変化で始まってくる。まずはご家庭で早めに気付いて、かかりつけ医に相談していただく」                      
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