東京消防庁の救急隊が心肺停止の男性を搬送した際に、電気ショックなどを行う機器のバッテリーを装着せずに出動していたことが分かりました。
東京消防庁は、丸の内消防署の救急隊が先月31日、電気ショックなどを行う「除細動器」のバッテリーを装着せずに現場まで出動していたと明らかにしました。
救急要請があった70代の男性は心肺停止の状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。
「除細動器」は、男性が病院に収容されるまでのおよそ12分間、使用できなかったということです。
東京消防庁によりますと、搬送先の医師は「除細動を実施していても、効果は期待できなかった」との見解を示しています。
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