社会

2022年2月2日 06:43

「除細動器」のバッテリー 救急隊が装着せず出動

2022年2月2日 06:43

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 東京消防庁の救急隊が心肺停止の男性を搬送した際に、電気ショックなどを行う機器のバッテリーを装着せずに出動していたことが分かりました。

 東京消防庁は、丸の内消防署の救急隊が先月31日、電気ショックなどを行う「除細動器」のバッテリーを装着せずに現場まで出動していたと明らかにしました。

 救急要請があった70代の男性は心肺停止の状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。

 「除細動器」は、男性が病院に収容されるまでのおよそ12分間、使用できなかったということです。

 東京消防庁によりますと、搬送先の医師は「除細動を実施していても、効果は期待できなかった」との見解を示しています。

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