新資格「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」創設へ[2022/02/15 18:52]

 厚生労働省は、児童虐待などへの対応を強化するため、子どもや家庭を支援する新たな資格を創設することを決めました。

 15日に開かれた厚労省の専門部会では、子どもや家庭の支援に関する新たな資格「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」の創設の意向が報告されました。

 児童相談所での虐待相談が年々増加するなか専門性の高い人材を確保するのが狙いで、児童相談所などで子どもや家庭の相談業務を担うことが想定されています。

 2年以上の実務経験のある社会福祉士や、子ども家庭福祉の分野で4年以上の実務経験のある人が研修や試験を経て認定されます。

 出席した委員らは、「従事する人の処遇改善やキャリアアップにつなげる必要がある」などと意見しました。

 厚労省は再来年4月の施行を目指し今国会に提出する児童福祉法の改正案に盛り込む予定で、国家資格とするかも引き続き検討されます。

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