きょう3月11日は
東日本大震災発生から11年です。
きょうは広く高気圧に覆われて
穏やかな日常を願うかのように
春の柔らかな日差しが降り注いでいます。
気温は、
岩手県の宮古で14℃、大船渡で13℃、
宮城県の石巻で11℃
福島県の相馬で16℃など
3月下旬〜4月並みまで上がる見込みです。
■11年前は冬型の気圧配置
一方で、11年前2011年3月11日は
冬型の気圧配置で寒さが厳しく、
夕方以降は天気の崩れもありました。
最高気温は
宮城県の気仙沼で5.8℃、
石巻で5.9℃、
福島県の相馬で8.3℃と
それぞれ2月並みでした。
岩手県の宮古や大船渡は
午後4時以降は地震に伴う通信障害で、
気象庁の観測が欠測となっていて、
観測データからも
地震の影響の大きさがわかります。
■3.11を考える
震災後、東北に何度か足を運びました。
ボランティアでできることには
限りがありましたが、
実際に被災地をみて
年を追って復興が進んだところ
なかなか変わらないところ
現状を知り続けることも
大切だと感じました。
■あなたの防災対策は?
こうした節目に、
家族や周りの人と
非常食、防災用品など
日頃からの備えについて
考えるのもよいかもしれません。
ハザードマップを見ながら
避難経路を一度歩いてみるのも
備えの一つです。
災害は
まさかではなく、
いつか起こるものだと思って
普段から防災について
考えていきたいものです。
テレビ朝日気象デスク 久能木百香
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