駅で酒に酔った男性に絡まれていた小学生を助けたのはプロレスラーでした。「女の子の勇気に感服した」と自ら一部始終を再現しました。
プロレスラーのグレート−O−カーン選手が駅のトイレの前で10歳の女の子が酒に酔った男(61)に絡まれる場面に遭遇したのは先月29日夜。
グレート−O−カーン選手:「いや、体が勝手に動いたよ」
女の子の肩をつかんで引き寄せようとする男と、助けを求める女の子。事態を把握したグレート−O−カーン選手は…。
グレート−O−カーン選手:「つかんでた手をこうやって離して、このまま」
リングでは、傍若無人なキャラクターでならすグレート−O−カーン選手。ですが…。
グレート−O−カーン選手:「『何やられてるんですか?』と…『駄目じゃないですか。お酒、酔っぱらってるんですか。こんなことして駄目じゃないですか』と…。逃げられるか?逃げられんじゃろ?こうやって持ち替えたりして『駄目じゃないですか』と」
グレート−O−カーン選手には4日、神奈川県警から感謝状が贈られました。
グレート−O−カーン選手:「余からしたら、男を取り押さえるなんざ毎日やってることじゃ。朝飯前という言葉があるが、簡単なことじゃ」
むしろ難しいのは声を上げて助けを求めることだと言います。
グレート−O−カーン選手:「その幼子が人に助けを求めた。だから余はできた。だから、その幼子の勇気に余は感服するよ」
リングでは、反則技もいとわないグレート−O−カーン選手。ですが…。
グレート−O−カーン選手:「人を助けるなんざ当然のことだよ。それが幼子じゃなくても、屈強そうな男でも、余が嫌いなやつでも、助けを求めていたら助けてやるよ。手を出すよ。当然なことだけど、それでお礼を言われたり、笑顔になってくれりゃ、うれしいよな」
そして…。
グレート−O−カーン選手:「聖人君子などおらん。罪を償えばいつでも、更生できると余は思っとる」
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