日本の医師らがロシアによる侵攻が続くウクライナの病院を視察し、「当たり前だった医療が受けられなくなっている」として、日常を取り戻すための支援が必要だと訴えました。
災害支援などを行うNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」の医師らは8日、ウクライナでロシアによる侵攻の被害を受けた病院などを視察しました。
現地では病院が被弾したり医療物資が手に入らないなど、「当たり前だった医療が受けられなくなっていた」ということです。
また、激戦地だけでなく、侵攻が収まって市民が戻りつつある地域でもカテーテル治療に必要な医療機器などが足りていないとして、「日常を取り戻すために医療の面からできる支援がたくさんある」と訴えました。
そのうえで、日本が優れている病院の電子カルテや医療機器の管理など、日本の強みを生かせる部分があるのではないかとしています。
団体は侵攻が始まって以降、ウクライナ国内の市民団体などと連携して医薬品や食料の配布などを行っていて、今後も支援を続けるとしています。
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