すべての新型コロナ感染者を報告する「全数把握」で年代別の人数を把握しつつ見直すことについて、厚生労働省は現在のシステムでは簡略化した患者の情報を報告できないことから来月下旬にも改修すると明らかにしました。
政府は「全数把握」について、自治体の判断で高齢者など重症化リスクのある人に限定できるよう改める一方、年代別の新規感染者数については報告を求める方針です。
現在、医療機関などは感染者の情報を「HER―SYS」というシステムで報告していますが、年代別の感染者数だけを入力することはできません。
そのため、ファクスやメールを利用することになり、「負担が減らないのでは」との懸念の声も上がっていました。
これを受け、厚労省は「HERーSYS」での報告ができるように来月20日ごろにも改修するということです。
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