うつ病労災認定が過去最多 医療・福祉の現場で深刻[2022/10/21 08:48]

 昨年度、仕事が原因でうつ病などの病気を発症し、労災認定された人が629人と過去最多になったことが分かりました。

 厚生労働省がまとめた過労死白書によりますと、昨年度、長時間労働やストレスなど業務上の強い負荷が原因の病気で労災認定された801人のうち、うつ病など精神的な病気は629人でした。

 これは過去最多で、このうち79人が自殺をしていました。

 精神的な病気のケースを業種別に見ると「医療・福祉」の分野が142人と最多です。

 この分野ではテレワーク導入の割合が最も低いということです。

 厚労省は「コロナ対応のために発生する過重労働で過労死が発生しないよう対策を進めたい」としています。

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