茨城で最大震度5強の地震 なぜ震度4→5強に?[2022/11/09 19:15]

 9日午後5時半すぎ、茨城県で最大震度5強の地震が観測されました。気象庁は今後1週間程度は同じ程度の地震が来る可能性があるなどと注意を呼びかけています。

 午後5時40分ごろ、茨城県城里町小勝で最大震度5強を観測する地震がありました。

 5弱以上を観測したのはこの1カ所だけでしたが、東北地方から中部地方にかけて震度4までの揺れが観測されました。

 気象庁によりますと、震源は茨城県南部で、深さは51キロ、マグニチュードは4.9と推定されています。

 日本の地下に重なるフィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生したとみられています。津波は起こりませんでした。

 気象庁は午後6時40分から会見を開き、「今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意して下さい。特に今後2日から3日程度は規模の大きな地震が発生することがあります」として、特に寝る際に枕元に懐中電灯を用意したり、上から物が落ちるようなところで寝るのを避けるなどの対策を呼び掛けました。

 また、「揺れの強かった地域では落石やがけ崩れなどの危険性が高まっています。今後の地震や雨の状況に注意して下さい」とも訴えました。

 また、この地震では当初、最大震度4程度とみられていましたが、約2分後に震度5強の地点が確認されました。

 気象庁は理由について「全国の震度のデータが一挙に気象庁に入るものではなく、順に伝送される。観測点や地震ごとに時間差があるので、震度5強の地点が多少遅く入ったためではないか」と説明しています。

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