葉梨法相が発言「死刑のハンコを押す地味な役職」[2022/11/10 06:10]

 葉梨法務大臣が都内で開かれた会合で自らの職務について「死刑のハンコを押す地味な役職だ」と発言しました。

 葉梨康弘法相の音声:「だいたい法相は朝、死刑のハンコを押しまして、それで昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職なんです」

 この発言は9日夜、自民党の衆院議員が都内で主催した会合で葉梨大臣があいさつした時のものです。

 また、「今回はなぜか旧統一教会の問題に抱きつかれ、解決に取り組まないといけないということで、私の顔もいくらかテレビに出るようになった」とも発言しました。

 葉梨大臣が8月に入閣して以来、死刑は執行されていません。

 こうした葉梨大臣の発言に対して、野党からは「死刑執行命令という職務を軽んじるような人物に法務行政の責任者の資格はない」などとして、即刻辞任するよう求める声が相次いでいます。

 10日の国会でも追及する方針です。

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